このページでは京都以外にあるお詰め(お茶屋さん)さんの「裏千家好みのお抹茶」を紹介いたします。
京都のお詰めの裏千家好みの抹茶は「裏千家の好みの抹茶(京都編)」をご覧ください。
京都以外のお茶屋さんは馴染みの薄い方も多いと思いますので、「今まで知らなかった!」というお茶銘やお詰めさんも発見できるかもしれません。
京都以外のお茶屋さん(お詰)
京都以外にも裏千家お好の抹茶を作っているお詰さん(抹茶を作っている会社)は実はけっこうあります。
濃茶の稽古の時、実際口に出して言ってみると覚えられると思います。
実際に買って飲んでみるとさらに覚えられると思います。
- 伊藤園(東京)
- 竹茗堂(静岡)
- 辻利園(岡山)
- お茶の原寿園(広島)
- 原寿園(島根)
- 千茶荘(島根)
- 中村茶舗(島根)
- 星野製茶園(福岡)
お好の抹茶の銘(京都以外)
京都以外のお詰めを北から南へご紹介します。
伊藤園
お~いお茶でお馴染みの伊藤園さんは世界で初めて缶入り煎茶を開発しました。
煎茶だけでなく、抹茶も美味しいのを作ってます。
1964年(昭和39年)創業。元々は静岡の会社で東証プライム上場企業。
鵬雲斎大宗匠好
濃茶
- 寿榮の昔
薄茶
- 吟風の白
坐忘斎御家元好
濃茶
- 令徳
- 遊亀乃昔
- 万暦の昔
薄茶
- 和悦
- 群鶴乃白
- 宝尽の白
竹茗堂
創業天明元年(1781年)、お茶どころ静岡ではお馴染みのお茶屋さん。
オンラインショップもあります。
鵬雲斎大宗匠好
【濃茶】
- 鳳静の昔
【薄茶】
- 清寿の白
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 山雲の昔
【薄茶】
- 海月の白
南山園
愛知県西尾の抹茶の南山園。
栽培から加工、販売まで手掛けるお茶屋さん。
お好みの抹茶は受注生産となっています。
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 清泉の昔(せいせんのむかし)
【薄茶】
- 小峰の白(しょうほうのしろ)
辻利園
岡山にある「辻利園」は万延元年(1860年)創業。
宗家お好みのお茶は受注生産となっています。
鵬雲斎大宗匠好
【濃茶】
- 瀬戸の昔(せとのむかし)
【薄茶】
- 宇鶴の白(うづるのしろ)
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 翠嶺乃昔(すいれいのむかし)
【薄茶】
- 清渓乃白(せいけいのしろ)
お茶の原寿園
広島にある原寿園です。
広島にある厳島神社の宮司お好みの抹茶という珍しい抹茶も作っています。
鵬雲斎大宗匠好
【濃茶】
- 清寿の昔(せいじゅのむかし)
【薄茶】
- 翠香の白(すいこうのしろ)
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 江山の昔(こうざんのむかし)
【薄茶】
- 風月の白(ふうげつのしろ)
原寿園
こちらは島根県にある原寿園です。
大名茶人の松平不昧に縁のある抹茶も販売しています。
明治44年(1911年)創業。
鵬雲斎大宗匠好
【濃茶】
- 久榮の昔(くえいのむかし)
【薄茶】
- 清岑の白(せいしんのしろ)
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 豊光の昔(ほうこうのむかし)
【薄茶】
- 清音の白(せいおんのしろ)
千茶荘
千茶荘は島根県松江市にあるお茶屋さんです。
今ではお馴染みの、抹茶入り煎茶を全国で初めて開発・販売した先駆者です。
創業昭和14年(1939年)
鵬雲斎大宗匠好
【濃茶】
- 可楽の昔(からくのむかし)
【薄茶】
- 思水の白(しすいのしろ)
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 遠山の昔(えんざんのむかし)
【薄茶】
- 青苔の白(せいたいのしろ)
中村茶舗
中村茶舗は島根県松江市にあるお茶屋さんです。
大名茶人松平不昧による銘のついたお茶なども作っています。
明治17年(1884年)に創業。
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 花香の昔(かこうのむかし)
【薄茶】
- 月蔭の白(げついんのしろ)
星野製茶園
玉露で有名な福岡県の八女市星野村のお茶屋さん。
玉露だけでなく、抹茶も美味しいのを作っています。
鵬雲斎大宗匠好
【濃茶】
- 星友の昔
【薄茶】
- 弥名の白
坐忘斎御家元好
【濃茶】
- 延年之昔
【薄茶】
- 舞之白
裏千家お好みの抹茶(京都以外編)まとめ
ということで、この記事では京都以外のお詰めさんの御好み抹茶を紹介しました。
まとめると
- 伊藤園(東京)
- 竹茗堂(静岡)
- 南山園(愛知)
- 辻利園(岡山)
- お茶の原寿園(広島)
- 原寿園(島根)
- 千茶荘(島根)
- 中村茶舗(島根)
- 星野製茶園(福岡)
でした。
知名度的には京都のお詰めの方が有名かもしれませんが、それぞれの産地の特徴を生かした抹茶を作っていたりしますので、ぜひ京都以外のお詰めのお茶も味わってみてほしいです。
また、御好みのお茶は作っていないお茶屋さんでも、信じられないほどハイクオリティな抹茶を出しているところもあって非常に奥が深いです。
といったところで今回は以上です。
「【裏千家の好みの抹茶(京都以外編)】家元・大宗匠好み茶銘・詰 おススメ」 という話でした。