茶道のすすめ お茶をするメリット、おススメの理由

風炉と釜 お茶に親しむ

茶道人口が減っていると言われ、現代人には縁遠くなってきている「茶道」ですが、お茶は他の習い事では味わえない風情を味わう事のできるという意味では最強の習い事だと思います。

茶道をやってみたいなと思っているアナタにお茶のメリット、おススメな点をお伝えしたいと思います。

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茶道のデメリットが強調されることは多い

強面なおばさま

お茶は最近は人気が無くなっているらしいです。それというのも

「お茶って正座をずっとしてて、足が痛そうだし、なんか鯱張って(死語か。。。)やたらとゆっくりな動作で、お茶立てるやつでしょ?早くしてくれないかなと思うし、なんかムリ」

と、いうのがあるみたいです。同じような思いの方は沢山いるんじゃないかなと思います。

たしかにお茶をするまで私もそう思ったりしましたので、そういう一面もあるかもしれません。

他にも

「着物着たスノッブなおばさま達が茶会の後に席中のことや、亭主や客のことをやたらと批評して、裏ではこんなに文句を言う人がお茶をやってる人なのか、ガッカリ。あぁ~こういう批判ばっかりの人たち無理! と思ってしまうやつでしょ?」

という声なんかもあったり。

そういった他人の批判ばかりしている方たちはたしかに存在しますね。

しかし、どういう世界、業界にもそういう方たちは一定数生息してますので、あまり気にしないで欲しいです。

そんな方たちには反面教師としてだけ役に立ってもらいましょう。

他にも、

  • お金がかかる
  • 付き合いが面倒
  • しきたりが面倒くさい
  • 覚えることが多すぎる
  • 長く習っても結局理解しづらい

などのような、よく言われるお茶に関するマイナス面は色々とあると思います。

これらも一つの側面ではありますが、そういったものだけが茶道ではないと知ってもらいたいなと思っています。

風情を感じるには茶道は最高

私も正座は苦手であんまり長時間できませんし、お点前の順番や右左ばかりを教えてもらうというのはあまり興味がありません。

だから、「ちゃんと正座できるようにならないとダメ」とか、「お点前の順番ガー」とかいう人ばっかりだったらお茶はやってません。

じゃ、何が良いの?と聞かれれば、まずは雰囲気ですかね。

風情といったほうが良いのかも。

これを書いているのは12月ですが冬に近づいて寒くなってくると、お茶では炉と言われる物を開きます。だいたい11月から炉を開けるところが多いと思います。

」というのは囲炉裏の少しちっちゃいやつですね。

私は寒いのが大の苦手ですが、炉に火が入っているのを見ると寒いのも悪くないなと思ってしまいます。

炉の時期のお茶の風情はどんな感じか

初炭の炉中

ちょっと想像してみてください。

少し薄暗い部屋の炉には火が入っていて、ほんのり部屋が温かい。中をのぞくと赤々と炭が熾ってパチパチッと音がする。

その上には釜が掛かっていて、松風の 「シュォ~~」という音が聞こえてくる。

西日が差し込んだ床の間には、なんだか読みづらい古めかしい掛軸がかかって、その隣には焼物でできたずんぐりむっくりした花入。

その花入には名前はよくわからないが、今にもポンと弾けて開きそうなほどに膨らんだつぼみと、ツヤツヤした感じの葉が付いた花が、形よく入っている。

部屋に入ったときから、嗅いだことのないような良い香りと炭の燃えた匂いが混じって、なぜか懐かしい気分にさせる。

いつの間にか外が暗くなり、茶室から見える庭には明かりのついた行燈が幽かに飛び石を照らしている。

真冬のような寒さに凍える中で、行燈の暖かい色の光がどことなく寒さを忘れさせてくれる気がする。

庭に降りる時のために、火のついた和ロウソクが乗った手燭が置いてある。

この手燭を使って飛び石の上を歩いたら、凍るような寒さの中でもなぜか気分が暖かくなるかもしれない。

空からは雪がチラチラと落ちてくるのが見える。年の瀬の空気感が一年の過ぎる早さを感じさせる。

日常が非日常になるメリット

こういう雰囲気は「茶室でなんかあったかいお茶でも飲みたいなぁ」と思いませんか?

古びた柱と障子のある茶室の中で、釜の蓋が開かれると湯気がふわぁ~と上がっていかにも暖かそう。

こういう情景って、なんかよく解らないけど「いいなぁ」と私は思ってしまいます。

ちょっとした非日常の世界を感じます。

お茶のどこに魅力を感じるかは人それぞれなのですが、忙しい毎日の中で時が止まったようなひと時を感じられるのもお茶の魅力だと思います。

忙しい日常に、時間がゆっくりになったかのようなひと時を過ごせるというのは心の落ち着きを取り戻すこともできて、大きなメリットになると思います。

茶道のメリット お茶を通して日本をよく知る事ができる

茶道をすると、今まで知らなかった伝統的な日本の文化がとても身近になります。

茶道以外にも日本の伝統文化のお稽古、習い事というのは沢山ありますが、お茶ほど多分野にわたって関連があるものは無いのではないでしょうか。

これは茶道具といわれる”道具”が多く必要になってくる事が関係していると思います。

数多くの茶道具を使用するにはそれに付随する多くの知識が必要になってきます。

茶道はどんなもので構成されるか

お茶を習っていない人からすると

お茶はお菓子を食べて、抹茶にお湯を注いで、かきまぜてお客さんに出して飲む だけのヤツでしょ?。

って思われているかもしれませんが、お茶が構成される要素は思いつく範囲で言っても

  • 歴史
  • 芸術
  • 宗教
  • 文化

というような要素があると思います。

コレだとだいぶザックリはしていますので、もう少しわかりやすく言うと。

例えば、芸術の中でも

  • 和歌
  • 絵画
  • 焼物
  • 金属工芸
  • 漆芸
  • 和食   など

なんかがあって、これには当然、歴史、宗教、国や地方の文化などが複雑に絡み合っています。

多くの人の日常的に関心があるものは政治、経済、流行りのネタあたりが多いかもしれませんが、お茶ではそれとはかなり違った範囲のジャンルで占められています。

新鮮じゃないですか?まったく縁のなかった世界の事って。

時間の流れでは、過去から現在までの日本を知るというようなことになるでしょうか。

過去の歴史があって現在があるという意味でも、未来を考える上でも、歴史や過去の物というものは興味深いものがあると思います。

「日本史の授業みたいで面白くない」と考える人もいるかもしれませんが、例えばしきたりを学ぶにしても、理由を知って学ぶのと、理由もわからずに

「とにかく、こういうものだ!」と教えられるだけでは興味の惹かれ方が違うのではないでしょうか?

そういった理由などを知ることによって自分や相手の考え、昔の日本人の意図を読み取ったりできるようになるのはとても面白いことです。

海外に行ってはじめて日本を知りたくなる

自分の国や文化を知る事は、外国人との相互理解にとても役に立ちます。

海外留学をしていたかたが茶道を始めるという事が私の周りでもありますが、外国に行って自分の国の事を知らないということに気づかされることがあります。

なぜ、日本人はそういうことをするの?

と聞かれて、答えられずに困ったりすると、なぜそうなんだろうか…と考えたりしますよね。

日本の文化的な面を学ぶというのは自分の帰属意識(アイデンティティ)を理解するという側面もあると思います。

そして、自分の国の事を知ったからこそ、外国の人への理解も深まるということもあります。

まぁ、そんなク〇マジメな理由よりも単に一言で「おもしろい」っていう方が説得力あるかもしれませんけど。。。

いずれにしても、自分が知らず知らずのうちにしていることや、身の回りに普通に存在しているものに対して理解していくのはとても面白いです。

お茶をすることによって自分が想像もしていなかった日本文化も含めて、日本のことが少しずつ理解できるようになってくると思います。

お茶は考えるより実践

いろいろゴチャゴチャと書いてしまいましたが、お茶はやってみれば良さがわかります。

たぶん…。

まぁいずれにしてもお茶は実践がとても大事です。

やりもしないのに批判しているような、いわゆる「茶ババァ(失礼)」みたいなのにはならないように、興味を持ったらせっかくですから是非お茶をやってみてください。

やれば必ず、やらなかった時には見えなかったことが見えてきます。

先生に就いても就かなくてもよいと思いますので、ぜひ興味のあることから勉強してみてください。

お茶の守備範囲は広すぎるほどとてつもなく広いですので、日本文化のどこから勉強をしてもきっとお茶の勉強の役に立ちます。

最悪、お茶の役にたたなくてもアナタの役には立ちます。

「なんか勉強って言われると、とっつきにくいなぁ」と思う人は茶道関係の漫画読むことから始めても良いかもしれませんけどね。

私は「へうげもの」っていう漫画を最近全巻読みました。そういうところからでも、ぜひ。

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