お茶でゼッタイ必要な茶筌(茶筅)について(茶筌も茶筅も「ちゃせん」と読みます)
茶筅というのは、そう「抹茶を点てる(シャカシャカする)やつ」のことです。
今回は「この茶筅を買えば間違いない!」と思う物を紹介。
この茶筅以上の茶筅を、少なくとも私は知りません。
完全に私見ではありますがランキングするまでもありません、ダントツです。
ダントツで高品質です。
ちなみに某家元でも使われているという、非常に信頼のおける茶筅なのです。
茶筌のおすすめは三拍子そろった 竹茗堂久保左文
茶筅というのはお茶を点てる時に重要なのは言うまでもないですが、意外に
「どの茶筅メーカーが良いか」
というのは言われることが少ないと思います。こんな重要なアイテムなのに。
しかしこの際、私の独断と偏見で断言します。
茶筅は竹茗堂(久保左文 作)を買っておけば間違いありません。
日本で1番だと思います(私の知る限り)。
日本で一番の茶筅ってことは、世界で一番ですね。
初心者だろうと、お茶の先生だろうとコレ使っておけば間違いありません。
「数穂」でも「真」でも「百本立」でも、すべてでイイ感じです。
竹茗堂の茶筅の値段
- 真数穂 ¥3,700(税込)
- 数穂 ¥2,950(税込)
- 八十本立 ¥3,250(税込)
公式サイトのセールの時の値段ですが、セールやっているときがけっこうあるので、だいたいこのぐらいの値段で買えます。(送料は別)
日本製の茶筅としてはいたって普通のお値段ですね。
茶道具屋によっては、他のメーカーの茶筅よりもむしろ安いくらいの値段です、ありがたい。
ですが!
茶筅ってあまり一般的な商品ではないので
楽天やAmazonで買う時は、品薄の時などすこし高めになっていたりするときがあるので、気をつけてください。
でも大手ショッピングサイトは送料がかからないとか、ワンクリックで買えるってのは魅力ではあります。
大量購入するときはオフィシャルのページがあるのでそこで買うと良いかもしれませんね。
1個当たりの送料が節約できるので。
ショップページが新しくなって、逆に見づらく操作性が落ちているのが玉にキズな気がします。
私は竹茗堂さんの回し者ではないですよ(笑)。
竹茗堂の茶筅は耐久性が抜群で長持ちだからおすすめ
茶筌は本来、消耗品で1回限りしか使用しないモノですが、お稽古や日常使いですとそうもいきません。
そうすると耐久性のある茶筅が欲しくなりますよね。
今まで沢山の茶筅を使ってきましたが、竹茗堂の茶筅が1番長持ちします。
竹茗堂の茶筅は非常に耐久性があります。
- 穂先が折れづらい
- 形がいつまでもキレイ
使い心地がしなやかっていうのとも関係していると思いますが、まず穂先が折れづらいです。
そして、茶筅の形がいつまでもキレイですね。
真数穂の茶筅は特にキレイ。
中国製なんて、スグに穂先がポキッと逝きますし、ショボーンとした残念な見た目になってしまいますので、回数をたくさん使うのであれば絶対に日本製の茶筅です。
日本製のなかでも一番いつまでもキレイな形を保ってくれるのが竹茗堂の茶筅なのです。
見た目ってけっこう重要です。
お茶を点てるときのテンション上がりますからね。
茶筅を振っている段階で「ウマいこと点てられるな!」という感触が穂先から伝わってきます。
竹茗堂は茶筌の値段が結果として安いからおすすめ
値段が普通で、長持ちですからコストパフォーマンスは当然高くなりますよね。
毎日お茶を点てる人や、稽古場を持っている人にもはかなりおススメです。
結果的に茶筅にお金をかけずに済むことになります
つまり安くあがる!
お茶を点てるのがヘタ(失礼)な生徒さんが茶筅の穂先をポキポキたくさん折ってくれて、困っている先生にぜひおすすめ(笑)。
たかが茶筅。されど茶筅!
生徒さんは茶筅が高価なことも、交換頻度が高いと経済的に負担が大きいことも知りません。
知っていても実感として解ってません。ザンネンですが。
悪いことは言いません、どこの誰がつくったかわからないショ~モナイ茶筅を買うなら、ダマされたと思って竹茗堂の茶筅使ってみてください。
茶筅を交換する頻度が低くなりますから、お財布に優しいです。
高品質で使い心地が最高 久保左文はスゴ腕か
使った感じの高級感が全然ちがいます!
マジです。
- 穂が”しなやか”
- お茶の泡がキレイになる
- 穂の張りが良い感じ
言ってみれば、高級車と軽自動車くらいの違いがあります。
茶筅一つでこれほどの違いを生むことができるというのは、よっぽど久保左文さんのところの職人さんは腕が良いのでしょう。
他のメーカーの茶筅はたまにアタリの物があっても、いつも満足できるクオリティということはありません。
久保左文さんの竹茗堂はどれを使ってもアタリの使い心地です。
使い始めから時間が経っても良い状態が続く
茶筅を使い始めてしばらく経つと、だんだんと使い心地が悪くなってくるものです。
ですが、竹茗堂の茶筅はあまり変化ありません。
長いこと気持ち良い使い心地が続きます。
どうしてそうなのかわかりませんが、かなり長い間しなやかな使い心地です。
だから丁寧に扱いたくなります。
丁寧に使えばホントに長持ち。
抹茶をキレイに点てるには茶筅が重要
抹茶をキレイに点てるには、泡のきめ細やかさがけっこう重要です。(裏千家風の点て方の場合)
茶筅の穂先の数が多い方が一般的にはキレイに点ちやすいと言われますが、茶筅の使い心地の方が重要だと私は思います。
なぜなら、
同じ数穂でもお茶の点ち具合が全然違うから。
茶筅でうまく点てられないというかたは
茶筅のメーカーを見直してみるのも良いと思います。
キレイに点てられたお茶はとても美味しそうに見えて、なんか嬉しいですよね。
茶筅について 基礎知識
茶筅は産地によって
- 日本製
- 中国製
がありますが、日本製の方が品質は圧倒的に高いです。
比較にならないほどです。
「インスタの写真撮るだけ~」とかであれば中国製でも良いですが、実際に使用する人はどうぞ日本製使ってください。
そして、日本製の茶筅はほぼ
- 奈良の高山製
の茶筅になります。
基本的に目にすることのできる日本製の茶筅は高山製ですがその中でも、有名な茶筅屋さんがいくつかあります。
ここで名前は出しませんが(笑)。
だって、竹茗堂が一番!って言ってるのに他を出したら、その茶筅はダメみたいに聞こえちゃいますよね?なのであえて出しません。
表千家が使用する茶筅
表千家は煤竹(すすだけ)の茶筅を使用します。
が、近年煤竹は非常に高価になっていますので、稽古の時は黒竹の茶筅で代用する方も多いと聞きます。
また煤竹は古民家で燻された竹から作られますので、材自体が貴重な上に白竹ほど耐久性がありません。
100年くらい前に取られた竹から作られたりするんですよ。信じられます?百年単位ですよ?
煤竹の茶筅は本当に贅沢な茶筅となっています。
だいたい1本2万円くらいします。高価ですよね。
おそらく今後はもっと高くなるんじゃないかと思います。
表千家でよく使用される茶筅
- 煤竹真数穂
- 黒竹真茶筅
裏千家が使用する茶筅
裏千家は白竹の茶筅を使用します。
裏千家でも煤竹茶筅を使用することがありますが、貴人清次というお点前だけでしか使用しません。
また、歴代の宗匠のお好みの茶筅なんかもあり、なかなか奥の深い世界です。
玄々斎好の赤糸の茶筅があるなんて先日初めて知りました。
他にもきっといろいろお好みがあると思います。
裏千家でよく使用される茶筅
- 真数穂(白竹)
- 数穂(白竹)
- 中荒穂(白竹)
濃茶には荒穂をつかうという人もいますが、真数穂で薄茶も濃茶も両方イケます。
っていうか、そもそも自分が一番点てやすい茶筅が一番なので、使いやすいものを使えば良いです。
その他の茶筅
遠州流や藪ノ内流、武者小路千家で使う茶筅もあって紹介しきれない程に沢山あります。
高貴な方のためには穂数の多い物を使うというようなルールも昔はあったようですが、今はあまり聞きません。
また、天目用茶筅は柄の部分が少し長く、一般的に目にするものとは形が少し違っているというところが面白いところです。
天目に茶筅を仕組むときの形が茶碗の時とは違うようになるのが本来ということなのだと思います。
ちょっとマニアック情報ですね。
ちなみに、利休好の茶筅は武者小路千家のつかう茶筅と同じように穂先が真っすぐになっています。
利休形の茶筅を体験したい方は、まずamazonとかでは売っていないので、公式サイトで買ってみてください。
茶筅のおすすめは【竹茗堂 久保左文】まとめ
いままで沢山の茶筅を使ってきた経験の中で、一番のおススメ茶筅である久保左文 竹茗堂を紹介しました。
「他のメーカーの茶筅はどうなの?」
って思う方もいるかもしれませんが、べつにあえて使わなくても良いと思います(オイ)。
完全に私の独断と偏見なんですけどね。
ま、とりあえず竹茗堂を1度使ってみるのをおススメしておきます。
最高の茶筅を使った後で他の茶筅と比べるのも良し、使い続けるも良し。
比較したらきっと「たしかに竹茗堂は良いな」と思ってもらえると思います。
「茶筅の作り手によってこんなにも違う物なのか」
という感動も味わえますので、他の茶筅も使ってみると面白いかもしれませんね。
そんなわけで、今回は茶筅のゼッタイのおすすめは久保左文 竹茗堂 だけ!という話しでした。
コメント
おめでとうございます本当に興味深いです。イタリアのローマからありがとう。翻訳して申し訳ありません。